
先日、衝撃を受けたツイートがありました。
内容は「キーワード選定ってなんなん?」という疑問を呈したものです。
副業ブログ界隈では、「キーワード選定が大事」「キーワード選定でブログの生き死にが決まる」など、とにかくキーワード選定の重要性が叫ばれています。
自分もその論調には賛成するところです。しかし、引用したツイートのように「キーワード選定した後」の話について触れている記事は少ないように思います。
「理屈は分かった。じゃあどうすればいいの?」の、どうすればいいのかが分からない。これは具体的なアクションを示していないのですから当然だと思います。
そこでこの記事では、「キーワード選定した後」の話にフォーカスして、何をどう対策すればいいのかについて説明します。
キーワードは、記事全体に含めるのが基本
まず覚えておいて欲しいのは、「キーワードは記事全体に満遍なく含める」ということです。
主に、以下の箇所にキーワードを含めます。
- 記事タイトル
- メタディスクリプション
- 見出し(Hタグ)
- 記事本文
- 画像の名前(Altタグ)
記事でキーワード対策をする狙いは2つ。
①ユーザー満足度の向上
②SEOにおける好影響を期待できる
③キーワードを絞って記事を書かないと、UUを増やせない
この3点については後述します。
キーワードを設定する箇所
WordPress内でキーワードをどう設定するのか、具体的に見ていきましょう。
※この記事では無料のWordPressテーマ「Cocoon」での設定箇所を確認します。
ほかのテーマでも同じような設定はあるはずなので、参考にしてみてください。
記事タイトル
記事タイトルの設定箇所は、記事上部と記事編集画面の下の方にあります。

「タイトルを追加」で設定した文字は、記事ページに飛んだときの最上部に表示されます。
「SEOタイトル」で設定した文字は、検索結果に表示される記事タイトルです。
あえて別々に設定する理由はないので、この2箇所の設定は同じで問題ありません。
記事タイトルを決める際は、キーワードがなるべく左側に来るように設定します。
例えばキーワードが「コーヒー ドリッパー おすすめ」であれば、以下のようなタイトル候補になります。
- コーヒードリッパーのおすすめ10選!【現役バリスタ厳選】
- コーヒードリッパーのおすすめを現役バリスタが紹介
- コーヒードリッパーのおすすめ商品を価格帯ごとに選別
- コーヒードリッパーのおすすめランキング|売れ筋・人気順
キーワードを左側に設定する理由は、ユーザーの視認性を高めるためです。
ユーザーが検索結果を見た時に、「これは自分が求めてた記事だ!」と分かりやすくしてあげる。そのために、キーワードを左側に寄せておきます。

(1位のmybestのように、【2023年度】【最新版】を左側に持ってくるテクニックもあります。ただ、これは検索結果上位が安定して取れるようになってからしか通用しないので、最初のうちは基本に忠実にタイトルの左側にキーワードを持ってくるようにしましょう)
また、キーワードをタイトルに含めるのはGoogleに「○○というキーワードについて書かれた記事だ」と伝えるのにも役立ちます。以下参考までに。
最適なタイトルリンクを出しやすくするためのベストプラクティス
タイトルリンクは、検索結果上でリンク先のページの内容をユーザーが一目でわかるように表示し、検索クエリとの関連性が高い理由をはっきりと伝えるうえで重要な要素です。どのページにアクセスするかはタイトルで決定することが多いため、ウェブページには質の高いタイトルを設定することが求められます。
Google検索セントラル
タイトルを設定したのに、検索結果のタイトルが同じ設定にならない
この現象は、Google側で「このタイトルはユーザーニーズにそぐわないから、こっちで勝手に名付けちゃうよ!」というときに起こります。
自分が設定したタイトルが検索結果に表示されない場合は、修正する必要があるでしょう。
なおタイトルにキーワードを設定したからと言って、それだけで全ての検索順位が決定される訳ではないことは覚えておきましょう。
例えば、「男性」と「メンズ」の意味は同じであるため、キーワードを入れ替えても順位はほとんど変わりません。

ユーザーにとっては男性でもメンズでも、求めてる内容自体はそれほど変わらないので特に問題ないということでしょう。
狙っているキーワードによって、検索結果は変わります。
何のキーワードをタイトルに含めたらいいかは事前に検索結果上位の記事タイトルを調査しておきましょう。
メタディスクリプション
メタディスクリプションとは、検索結果のタイトル下に出てくる「記事のあらすじ」です。

キーワードが含まれていると、検索結果に太字で表示されるため、クリック率(CTR)に影響します。
太字で強調されていれば、ユーザーが記事を読んで何を得られるかが分かりやすいですよね。
WordPressでの設定箇所は以下の通り。

メタディスクリプションはユーザー向けの設定です。
SEO的な効力は無く、Googleは「ウェブ検索のランキングにメタディスクリプションは含めない」という発表をしています。
Google は keywords
metaタグをウェブ検索のランキングで使用することはありますか端的にいえば、使用しません。Google は Google 検索アプライアンスを販売していますが、そのプロダクトには
Google検索セントラルmetaタグの一致機能が備えられており、keywordsmetaタグが含まれる場合があります。ただし、これは企業向けの検索アプライアンスであり、Google のメインのウェブ検索とはまったく異なるものです。Google のウェブ検索(Google.com 検索として知られている、数多くのユーザーが毎日使用する検索)では、キーワード メタタグは完全に無視されます。現時点で Google 検索のランキングに影響が及ぶことはありません。
ただ、Googleは重要視しないと言っているものの、ユーザーにとっては「記事で何が書いてあるか」は知っておきたい情報です。
これはあくまで私の考えですが、キーワードをディスクリプションに含めることは、SEOの観点からもまだ大事だと思っています。
「クリック率が上がる→ユーザーがクリックを良くする記事だ→じゃあもう少し検索順位を上げよう」というGoogle側の流れが予測できるためです。
メタディスクリプションにも、キーワードを含めて書いておくのがベターでしょう。
見出し(Hタグ)
記事の見出し(Hタグ)内に、キーワードを含めます。
記事編集画面から設定を行います。

見出しにキーワードを含めるのは、ユーザーはもちろん、Googleに対しても「なんの記事なのか」示す上で重要です。
注意してほしいのは、「キーワードの入れすぎ」です。
全ての見出しにキーワードを含める必要はありません。
キーワード:「コーヒー ドリッパー おすすめ」で記事構成を作る
■NGな例
H1:コーヒードリッパーのおすすめを紹介
H2:コーヒードリッパーのおすすめ商品ランキング
H3:コーヒードリッパーのおすすめ商品1位 ○○
H3:コーヒードリッパーのおすすめ商品第2位 ○○
H3:コーヒードリッパーのおすすめ商品第3位 ○○
H2:コーヒードリッパーのおすすめな選び方
H3:コーヒードリッパーのおすすめな選び方①デザイン性で選ぶ
H3:コーヒードリッパーのおすすめな選び方②機能性で選ぶ
H3:コーヒードリッパーのおすすめな選び方③値段で選ぶ
■OKな例
H1:コーヒードリッパーのおすすめを紹介
H2:コーヒードリッパーのおすすめ商品ランキング
H3:第1位 ○○
H3:第2位 ○○
H3:第3位 ○○
H2:コーヒードリッパーのおすすめな選び方
H3:①デザイン性で選ぶ
H3:②機能性で選ぶ
H3:③値段で選ぶ
NG例では、全ての見出しに「コーヒー ドリッパー おすすめ」というキーワードが入っています。
これを目次に表示させると、以下の見た目になります。

「おすすめ」という文字がごちゃごちゃしている印象を受けます。
欲しい情報がどこにあるのか見つけるのも大変そうです。
それに対して、OKな例は以下の見た目になります。

目次を見れば、記事の内容をすぐに把握できるようになっています。
知りたい情報だけ見れたらいいユーザーにとっても、どこをクリックすればいいか分かりやすいでしょう。
見出しでキーワードを含めるのは大事ですが、やり過ぎには注意です。
ユーザーにとって使いやすいように、見出し(Hタグ)を整えてあげましょう。
記事本文
記事本文では、キーワードを文章の中に含めるようにします。
キーワードが「コーヒー ドリッパー おすすめ」であれば、リード文は以下のようなものになるでしょう。
本記事では、バリスタ資格を持つ私が、コーヒードリッパーのおすすめをご紹介します。
たかがコーヒードリッパー、されどコーヒードリッパー。
淹れるコーヒーの味は、実はドリッパーで大きく左右されるのはご存知でしたか?
コーヒードリッパーを正しく選べれば、あなたのブレイクタイムが充実すること間違いなしです!
今回は初心者が使いやすいプチプラ商品から、現役のバリスタ御用達の本格モデルまでを一挙ご紹介。
記事後半では、コーヒードリッパーのおすすめの選び方も説明しているので、迷った際にはご活用くださいね。
若干「コーヒードリッパー」という単語がくどいような気もしますが、文章としてはサラサラ読めるので、このくらいであれば問題ないでしょう。
上記例のように、キーワードは本文の中で自然に入れ込むようにします。
極端な例を出すと、記事内で「コーヒードリッパーコーヒードリッパーコーヒードリッパーコーヒードリッパーコーヒードリッパーコーヒードリッパーコーヒードリッパーコーヒードリッパー」と書いても意味は無いということです。
本文では、キーワードを文章に含めつつ、ユーザーの知りたいことや悩みを解決することに注力しましょう。
なお、記事本文では、キーワードをバラバラにして使ってOK。
「おすすめのコーヒードリッパー」としてもいいし、「コーヒードリッパーのおすすめ」にしても大丈夫です。
画像
画像にもキーワードを含められます。
それが「代替テキスト」「タイトル」「キャプション」です。
設定箇所はコチラ。

代替テキスト(altタグ):ページの読み込み速度が遅く、画像が表示されないときにテキストとして表示される。ウェブページの画像を確認できないユーザーにとっては、音声読み上げの対象となる。
タイトル:画像の名前。
キャプション:画像下に出る説明文。
画像の設定で最も重要なのは、「代替テキスト(altタグ)」です。
記事の内容に沿った画像設定にしておくことで、Googleに記事のテーマを伝えやすくする効果があります。
alt属性でわかりやすい代替テキストを使用する画像タグのalt属性の値(画像について説明する代替テキスト)は、スクリーン リーダーを使用するユーザーや、低帯域幅のネットワークを使用しているユーザーなど、ウェブページの画像を確認できないユーザー向けの補助機能として役立ちます。
Google では、代替テキストに加えて、コンピュータ ビジョン アルゴリズムやページのコンテンツを使用して、画像のテーマを理解します。また、画像の代替テキストは、画像をリンクとして使用する場合にアンカー テキストとして使用できます。
代替テキストを設定するときは、キーワードを適切に使用して、ページのコンテンツの内容に沿った、情報に富む、有用な値を設定するようにしてください。
Google検索セントラル (太字は筆者によるもの)alt属性にキーワードを羅列すること(キーワードの乱用)は避けてください。これによって、ユーザー エクスペリエンスが低下し、サイトがスパムとみなされる場合があります。
ちなみに文字が詰まりすぎて記事が読みにくい時に、区切りの目的で入れる画像もあると思います。
その画像にはキーワードを含める必要はありません。
記事にキーワードを含める理由
記事全体にキーワードを含める理由は3つ。
①ユーザー満足度の向上
②SEOにおける好影響を期待できる
③キーワードを絞って記事を書かないと、UUを増やせない
ユーザー満足度の向上
記事はユーザーが知りたい情報や悩みを解決するために存在します。
そのため、「この記事を読めば、自分の知りたいことを知れそうだ」「この記事なら、自分の悩みを解決してくれるかもしれない」ということを、ユーザーに分かるように示してあげる必要があります。
記事タイトルにキーワードがあれば、ユーザーが検索をした時に「自分のために書かれた記事だ」と認識しやすいですよね。
また見出し内にキーワードが入っているのも、ユーザーが知りたい情報を「手早く」探すのに役立ちます。
キーワードを含めるのは、ユーザーの悩みや知りたいことを解決するのに役立つから。そういう意味では、キーワードはユーザーにとって「灯台」のような役割を果たします。
キーワードを含めるのは、ユーザーの悩みや知りたいことを解決するのに役立つから。そういう意味では、キーワードはユーザーにとって「灯台」のような役割を果たします。
SEOにおける好影響を期待できる
キーワードを記事に込めるのは、Googleに対しての配慮、つまりSEOのために行う目的もあります。
Googleは個別の記事を自動で判定して、「これは〇〇について書かれた記事」「こっちは△△について書かれた記事」と判定をしていきます。
そして、ユーザーの悩みを解決できる可能性が高い記事を、検索結果上位に表示させます。
このとき、記事の作成者はGoogleに対して、「〇〇について書いた記事です!」と報告したいところですが、コンピューターに口で伝えるわけにはいきません。
そこで登場するのがキーワードです。
キーワードという「文字情報」を用いることで、何について書かれた記事なのかをGoogleに対して報告できるようになります。
「これは〇〇について書いた記事です。だから、検索キーワード「〇〇」で表示させるようにしてね」というお願いをするわけです。
そのため、検索結果上位を取る対策(SEO)をするうえで、「キーワード選定は大事!」ということですね。
キーワードを絞って記事を書かないと、UUを増やせない
最後に、キーワード選定をしなければ、現実的にUUを増やせないという点が挙げられます。
何も考えずテキトーに記事を作成していると、ブログにアクセスしてくれるユーザーを一向に増やせません。
例えば「投資」というジャンルでブログを作成する場合。
以下のようなキーワードで記事を作成すると、上位ブログが強すぎて太刀打ちできません。
- 投資
- 投資信託
- つみたてNISA
- 投資とは
- 証券口座
なにせ、検索結果1位が「金融庁」だったりするわけです。

これは流石に分が悪い…。
そのためブログ運営においては、アクセス増が見込めるキーワードを冷静に選定していくことが大事です。
キーワード選定をした後の作業のまとめ
キーワード選定をした後、記事の以下箇所にキーワードを入れます。
- 記事タイトル
- メタディスクリプション
- 見出し(Hタグ)
- 記事本文
- 画像の名前(Altタグ)
キーワード入れる目的は、「ユーザー満足度の向上」と「SEOにおける好影響を期待できる」「キーワードを絞って記事を書かないと、UUを増やせない」からです。
これらを意識しながら記事を作成すれば、検索結果の上位も狙いやすくなります。
なお記事を作成した後は、選定したキーワードで「狙った検索順位が取れているか」という効果測定を行う必要があります。
効果測定の記事についても書くので、しばしお待ち下さい。

